実店舗で選ばれてきた理由と、暮らしでの使い方を、ひとつの物語としてまとめました。
気づけば、いつもこの柄に目が戻っていました。
プータルフリンパルハートは、マリメッコの中でも派手に主張する柄ではありません。
それでも実店舗では、ミニウニッコの次に、自然と手に取られてきた柄です。
「なんとなく気になる」「広げてみると、思ったよりいい」。 そんな声が、何度も重なって生まれたのが、このページです。
ライトグレーという名前ですが、実際に見ると、ほとんどホワイトのよう。 柄はにぎやかなのに、面でたっぷり使っても空間がうるさくならない、ちょうどいいバランスです。
さらにこの柄は、野菜や草花がいろいろな方向を向いていて、上下をあまり気にせず使えるのも特徴。 どこを切り取っても、ちゃんと「絵」になる。縫うときにも、眺めるときにも心強い生地です。
プータルフリンパルハート(Puutarhurin Parhaat)は、フィンランド語で「庭師の最高の収穫」という意味。 今日の畑で「これは出来がいいな」「これも持って帰ろう」と選ばれた野菜や草花が、そのまま布の上に並んだようなテキスタイルです。
デザインを手がけたのは、ヘルシンキを拠点に活動するテキスタイルデザイナー、マイヤ・ロウエカリ。 日常の風景や、小さな気づきをパターンにしてきた人で、この柄にも肩の力の抜けたユーモアと、生活の空気のような軽さがそのまま表れています。
野菜なのか、草花なのか。すぐには言い切れないモチーフも混ざっていて、眺めていると 「これは何の植物だろう?」「この向き、ちょっとおもしろいな」と、小さな会話が自然と生まれてくる柄です。
まずは、色の話から。
名前はライトグレーですが、広げてみると、ほとんどホワイトのように見えます。
柄はにぎやかなのに、地の色がとても軽い。
そのおかげで、面でたっぷり使っても、お部屋が重くなりにくい生地です。
店頭で反を広げた瞬間に、「あ、思ったよりいいですね」と言われることが何度もありました。
写真だけでは伝わりきらない「白っぽさ」が、実物ではちゃんと感じられる柄です。
二つめは、「上下を気にしなくていい」こと。
野菜や草花がいろいろな方向を向いているので、はっきりした上下がありません。
クッションやバッグに仕立てるときも、「この向きで大丈夫かな?」と悩みにくい柄です。
初めての方でも、失敗を気にしすぎずにチャレンジできる。
実店舗で、ミニウニッコの次に自然と選ばれてきた理由のひとつだと思います。
三つめは、「どこを切っても、それなりに絵になる」こと。
柄の密度がほどよく、主役になりすぎる部分も、間延びする部分も少ないので、 パネルにしても、クッションにしても、ハギレでさえ楽しいのがこの柄の強さです。
ミニウニッコの次に選ばれてきたのは、派手さよりも「扱いやすさ」と「安心感」が揃っているから。
そんなふうに感じています。
袋から生地を取り出して、テーブルの上にさっと広げてみる。
それだけで、いろんな方向を向いた野菜や草花が、次々に目に入ってきます。
「このあたりをクッションにしようかな」「ここをパネルにしたいな」。
どこを表にしてもそれなりに絵になるので、切る前から次のアイデアが浮かびやすい生地です。
この柄をいちばん簡単に楽しめるのは、ファブリックパネルとテーブルクロスかもしれません。
パネルは、約90×45cm・約120×60cmのような横長サイズがよく選ばれています。
柄の位置はおまかせですが、どこを切り取っても「庭師の最高の収穫」らしい表情になります。
※パネルはサイズの都合上、送料を実費でご案内しています。ご注文後、梱包サイズに応じた送料をあらためてお知らせいたします。
もっと気軽に楽しみたい方には、クッションやエコバッグ、デスクまわりの小物づくりもおすすめです。
ほんの少しのカットでも、「今日はどこを表にしようかな」と選ぶ時間が生まれる柄。
生地をあちこちにおすそ分けしていくうちに、部屋全体が少しずつごきげんになっていきます。
この生地は、10cm単位でのカット販売と、お試し用のハーフカット、どちらもご用意しています。
「どんな白さか見てみたい」「柄の密度を確かめたい」そんなときは、まずハーフカットから。
もう少し使いたい方や、具体的な用途が決まっている方には、
10cm単位で必要な長さをご指定いただくカット販売もおすすめです。
生地は数量1=長さ10cm。
たとえば長さ50cmなら数量5、1mなら数量10でご注文ください。
この生地は、10cm単位カットとハーフカットのどちらでもお楽しみいただけます。
まずは用途に合わせてお選びください。
プータルフリンパルハートは、かつてはカラフルな配色でも展開されていました。
パープル、イエロー、レッド、ピンクなど、ライトグレーとはまた違った賑やかな表情です。
※このページでご紹介しているのは、ライトグレー生地のみとなります。過去のカラーは、「こんな顔もあったんだな」という小さなアルバム感覚でお楽しみください。
派手ではないけれど、これから先の暮らしにも、静かに馴染んでいく柄だと思っています。