最初に見たとき、ピンときました。毒々しい感じが好きだと思いました。
ぱっと見は、おとなしい植物の柄です。でも何かある。そう思った方は、たいていそのまま気に入られます。
この柄の名前は「グラツィア」といいます。イタリア語で優美さ、という意味です。ポカ(poca)は小さいほうの版という意味で、同じ絵柄の大柄版はグラツィア・グランデと呼ばれます。うちで扱っているのは小柄のポカです。
描いたのはスウェーデンのデザイナー、スティグ・リンドベリです。ユンバリ(Ljungbergs)が長年つくり続けてきた柄のひとつです。
遠くから見ると、落ち着いた植物の柄。近づくほど、見つかるものが増えます。
この柄が世に出たのは1949年です。NKの生地部門から頼まれて、新しく描き下ろされました。リンドベリが布の仕事を始めたのはその2年前。もともとはグスタフスベリの陶芸家でした。
ブルーとダークグレー。どちらも地の色が濃いので、白い線がよく出ます。
昼より、夜の灯りの下のほうが映えます。間接照明のそばに、パネルや布でかけておく。そんな使い方が合います。
お店でよく言われます。たしかに地の色は濃いです。
ただ、部屋が暗くなるかどうかは、色よりも面積で決まります。窓いっぱいのカーテンにすれば、部屋のトーンは落ちます。のれん、パネル、クッション、小窓に1枚。そのくらいの面積なら、暗くなるというより締まります。
それに、この柄は白い線がとても多いです。近くで見ると濃いグレーでも、離れると白のほうが勝ちます。光が当たれば地の色も起きてきます。ブルーは、日の入る側だけ明るい青になります。
白い壁や木の家具と合わせると、まわりの色のほうが明るく見える、ということも起きます。
実店舗でこの生地を手に取るお客様は、説明する前から気に入っていることが多いです。「これ、いいですね」とおっしゃる。説明が要りません。
派手ではないけれど、毎日見ても飽きないです。
額や木枠そのものは扱っていません。市販のものをお使いください。枠の大きさごとに何cm買えばいいかと張り方の手順は、布を、ポスターのように飾るにまとめてあります。目安は「枠の寸法に、上下左右5cmずつ足した大きさ」です。
ブルー(濃い青)とダークグレーの2色。どちらも同じ柄、同じコットンリネンです。10cm 1,980円(税込)。
ユンバリは、スウェーデン・ベリエムにある織り工場で織られた布に、柄を刷っています。工場はボロースの郊外にあって、織物そのものは1834年から作ってきた土地です。
生地はよそから仕入れて、柄だけ刷る。そういう作り方もあります。ユンバリはそうではありません。布も柄も、同じ国で作っています。
綿50%・麻50%のコットンリネンです。ざっくりしていて、ハリがあります。のれん、間仕切り、クッションカバー、鏡台のカバーにも。
洗うのは30℃まで、乾燥機は使わず、アイロンは低めで。縮みは3〜5%あるので、裁つ前に一度水を通してください(ユンバリの案内より)。
裏にも柄が透けます。のれんや間仕切りのように、両面が見えるものにも使えます。
ご自分で縫わなくても大丈夫です。カーテン・のれん・クッションカバーなどは、当店がいつもお願いしている縫製所で仕立てられます。仕立て代は仕上がりの寸法で変わるので、お問い合わせかお電話(088-642-5828)でお見積りします。
生地は10cm単位でお切りします。生地巾は約150cm。布を横につながずに作れるものがほとんどなので、買うのはタテの長さだけ、と考えてください。反物によって巾が少し前後することがあるので、巾いっぱいに使う仕立てのときは、先にお問い合わせください。
下の長さは、仕上がりの寸法に縫い代のぶんを足したものです。
いずれも税込・目安です。仕上がりサイズが決まっていれば、必要な数量をお調べします。お電話(088-642-5828)でも承ります。
毒々しいと思えるくらい好きになる柄が、たまにあります。個人的に、グラツィア・ポカがそれです。
※ 柄の名前の意味・大小の呼び分け・1949年という年・柄に人が隠れていることは、製造元ユンバリ(ljungbergstextil.se)と壁紙メーカー Boråstapeter の記述、および取扱店の説明より。日本語は当店の訳です。
生地は10cm単位・1,980円(税込)。カーテンやクッションのご相談も承ります。
(有)インテリアセンター山田
〒779-3123 徳島市国府町観音寺483-1
TEL 088-642-5828・FAX 088-642-5827
9:00〜18:00(水曜定休)
※実店舗もございます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。