Pottery / Stig Lindberg × Ljungbergs / 1947

ポテリーという柄の話。

ポテリーの生地の柄
ポテリー。器のかたちと、その中の顔。

スティグ・リンドベリは陶器のデザインで知られた人です。ポテリーは、その陶器の絵がそのまま布になった柄です。顔があったり、手があったりします。

茶色とも紫ともつかない色です。何色ですか、と聞かれると少し困ります。

陶器のモチーフが布になった

スティグ・リンドベリ(1916–1982)はスウェーデンのデザイナーです。グスタフスベリの陶芸で知られていますが、布の仕事も多く残しました。ポテリーは1947年、ストックホルムのNK(ノルディスカ・コンパニエット)の展示「NK Bo」で発表された6つの柄のひとつです。

壺、器のかたち、顔、手。陶器に描いていたものが、そのまま布の上に並んでいます。

いま刷っているのは、スウェーデンのユンバリという捺染工房です。ユンバリの創業は1948年なので、この柄より1年あとにできた工房ということになります。2013年、リンドベリの息子ラーシュさんと契約を結び直して、よそに貸していたポテリーを自社で刷るように戻しました。

顔があって、手がある

はじめは全体の雰囲気で惹かれます。近づくと、顔や手があることに気づきます。

器は棚に並べたように横一列に置かれ、その列が段になって積み上がっています。壺、取っ手のついた水差し、細口の花瓶、脚つきの器、ボウル、小さなマグ。そのなかに、女の人の横顔になった花瓶があります。にぎった手のかたちの器と、魚のかたちの器もあります。

器の肌もひとつずつ違います。縞、網目、うろこ、ハート、水玉、しずく、渦巻き。丸のなかに人がいるものもあります。

何が描いてあるか全部は言えないまま、なんかいいなと思う。個人的に、そこが面白いです。

この色は、部屋に置いても目立ちすぎません。それでいて、目に入ると面白いです。

1947年、NK Boという展示

きっかけは、NKの生地部門を率いていたアストリッド・サンペと親しくなったことでした。サンペは、この陶芸家なら布の上でも空想を出せると見ていたそうです。リンドベリはシルクスクリーンの技術と、柄がくり返す決まりごとを、すぐに自分のものにしました。

1947年の展示「NK Bo」に並んだリンドベリの柄は、6つ。うちに並んでいる柄の多くが、この年に一度に生まれたものです。

ストックホルムの国立美術館(Nationalmuseum)にも収蔵されています。

スティグ・リンドベリ ポテリー生地

布は、スウェーデンの織り工場から。

ユンバリは、スウェーデン・ベリエムにある織り工場で織られた布に、柄を刷っています。

生地はよそから仕入れて、柄だけ刷る。そういう作り方もあります。ユンバリはそうではありません。布も柄も、同じ国で作っています。

ポテリー 生地

Pottery ─ Stig Lindberg × Ljungbergs Textil / 1947

陶器の絵がそのまま布になった柄です。顔や手が入っています。10cmから購入できます。

10cm 2,640円(税込)。いまはこの1色です。
綿100%。生地巾は約153cm(柄が刷ってあるのは約144cm)、柄がひと回りするまでが約45cmです。洗うのは30℃まで、乾燥機は使わず、アイロンは低めで。縮みは3〜5%あるので、裁つ前に一度水を通してください(ユンバリの案内より)。

どれくらい買えばいいか

生地は10cm単位でお切りします。生地巾は約153cm。そのうち柄が刷ってあるのは約144cmで、両端は無地です。布を横につながずに作れるものがほとんどなので、買うのはタテの長さだけ、と考えてください。反物によって巾が少し前後することがあるので、巾いっぱいに使う仕立てのときは、先にお問い合わせください。

下の長さは、仕上がりの寸法に縫い代のぶんを足したものです。

いずれも税込・縫い代を含んだ目安です。柄がひと回りする長さ(タテリピート)は約45cm。壺ひとつの高さが15〜20cmほどあるので、小物にするときは入れたい壺の位置を決めてから裁つときれいです。仕上がりサイズが決まっていれば、必要な数量をお調べします。お電話(088-642-5828)でも承ります。

額に入れる、タペストリーにする。

額に入れて飾るだけで、ちゃんと主役になります。棒を通してタペストリーにするのも簡単です。木の額や籐と合わせると、よく合います。

たとえばW90×H40の枠なら、布は50cm。13,200円です。買う長さの目安は「枠の寸法に、上下左右5cmずつ足した大きさ」。枠は市販のものをお使いください(額や木枠そのものはお取り扱いしていません)。枠の大きさごとに何cm買えばいいかと張り方の手順は、「布を、ポスターのように飾る」にまとめてあります。

クッションカバーやテーブルクロスにすると、毎日目に入ります。どこを切り取るかで顔や手の位置が変わるので、そこを決めるのも楽しいです。

ご自分で縫わなくても大丈夫です。カーテン・のれん・クッションカバーなどは、当店がいつもお願いしている縫製所で仕立てられます。仕立て代は仕上がりの寸法で変わるので、お問い合わせかお電話(088-642-5828)でお見積りします。

カーテンへの仕立てをご検討の方は、オーダーカーテンについてもご覧ください。

陶器を描いてきた人が、そのまま布に向かった。1947年のことです。その柄が、今も手に入ります。

※ 柄が生まれた年・展示「NK Bo」・アストリッド・サンペとの経緯・2013年の契約は、製造元ユンバリ(ljungbergstextil.se)とその発表資料より。描かれている器の中身は、ユンバリの公式商品画像を見て書いています。日本語は当店の訳です。

ポテリー生地 一覧を見る

生地は10cm単位・2,640円(税込)。カーテンやクッションのご相談も承ります。

スティグ・リンドベリの、ほかの柄

スティグ・リンドベリという人について →

読みもの一覧へ トップページへ

店舗案内

(有)インテリアセンター山田

〒779-3123 徳島市国府町観音寺483-1
TEL 088-642-5828・FAX 088-642-5827
9:00〜18:00(水曜定休)

※実店舗もございます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。