Marimekko Exhibition 2026

マリメッコ展「模様のちから」について、
少し書きます。 ― 東京・広島ほか 全国巡回

マリメッコ ウニッコ 特集

マリメッコの大規模な展示は、約10年ぶりだそうです。それだけで少し、特別な気持ちになります。

展覧会のタイトルは「模様のちから」。英語のサブタイトルには「Art of Printmaking ― Beauty, Dream, Love」とあります。美しさ、夢、愛。そこまで言い切るブランドが、1951年から続いている。

2026年7月、京都の会場より

マリメッコ展のチケットと、会場でもらった作品リスト
チケットと、会場でもらった作品リスト。この紙に、出ていた柄の名前と巾まで書いてあります。
京都文化博物館の前に出ていたマリメッコ展の立て看板
入口の前に、この看板が出ていました。
ウニッコの色ちがいを並べた壁
ウニッコの色ちがいを並べた壁。同じ柄で、こんなに違う。
展示のはじまりの壁「マリメッコ展 模様のちから」
はじまりの壁。「模様のちから」。
マリメッコの柄を刷った布で組まれた大きなインスタレーション
柄を刷った布で組まれた、大きな部屋。

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01  Exhibition

この展覧会のこと

展覧会は、創業者アルミ・ラティアの言葉を手がかりに構成されています。さまざまな年代のドレス約70点、アートワーク、ファブリックを通じて、マリメッコの「プリントメイキング」の技と美学が紹介されます。

面白いのは、ヘルシンキのプリント工場をテーマにしたインスタレーションが設置されていること。映像とプロジェクションで、一つの模様が布になるまでのプロセスが表現されます。柄の「生まれる瞬間」を体験できる展示です。

さらに、minä perhonenの皆川明が参加します。マリメッコのファクトリーで制作されたファブリックを用いた新作インスタレーションも展示されます。魚市場でマグロを解体しながらデザインを続けていた人が描いた蝶の柄が、マリメッコのファクトリーで織られた。その皆川明が、今度はマリメッコの展覧会に参加する。そういうつながりが面白いと思っています。

京都は9月6日で会期を終えました。このあとは東京、そして広島へと巡っていきます。ご近所に来るのを待つ、というのもいいと思います。

東京
東京都庭園美術館
2026年10月3日(土)〜 12月20日(日)
広島
ひろしま美術館
2027年1月30日(土)〜 3月28日(日)

京都文化博物館は会期を終えています。このあと北九州・富山・名古屋・長崎ほかへの巡回も予定されています。開館時間・休館日・観覧料などは会場ごとに異なります。最新情報は展覧会公式サイト、各美術館のサイトでご確認ください。

02  Report

京都へ、行ってきました

2026年7月、京都の会場へ行ってきました。徳島から車で片道3時間、日帰りです。

大きく描かれていたのは、マリメッコの歴史と考え方でした。ドレスの点数が多くて、うちで売っていないものにも欲しくなりました。

奥に、シルクプリントで生地を刷る工程が大きく再現されています。刷り台、大きなローラー、インクの壺。うちが10cm単位で切って売っている生地は、ここから来ています。いちばん長く立ち止まった場所でした。

色をあわせたインクの入った白いバケツが青い棚に並んでいる。赤・朱・茶・黒・緑のインクが縁から垂れている
色をあわせたインクのバケツ。赤、朱、茶、黒、緑。垂れた跡が、そのまま残っています。
生地を印刷するための円筒形のロータリースクリーン版が並んでいる
柄を刷るための版。この筒が回って、布に色がのります。
工場で使われている青いインクの保管容器が3つ並んでいる
インクの壺。使い込まれたものが、そのまま置いてありました。

版(シルクスクリーン)の現物

大きなローラーで刷るのは機械です。それとは別に、手で刷る布もあります。版を布の上に置いて、色を1色ずつ重ねていく。会場には、その版の現物が立っていました。シイルトラプータルハ ― マイヤ・ロウエカリの柄の版です。

シイルトラプータルハのシルクスクリーンの版
シイルトラプータルハの版。青いテープで枠に張られています。
シルクスクリーンの版を近くから見た、花の輪の部分
近くで見ると、こう。ここにインクが通ります。
工場で長い台の上の布に手でシルクスクリーンを刷っている場面
長い台の上を、版が少しずつ進んでいきます。(会場の映像より)
刷り上がったシイルトラプータルハの布を切っているところ
刷り上がった布を、切っているところ。ここまで来て、生地になります。
天井にも布がかかった展示スペース
このスペースだけ、天井にも布。柄はシイルトラプータルハです。

デザイナーの手のあと

柄になる前のものも並んでいました。ペンで描いた最初のスケッチ。色紙を切って置いた原画。ガラスケースの中に、線の迷いまで残っています。

マイヤ・ロウエカリがペンで描いた最初のスケッチ
マイヤ・ロウエカリ《〈プータルフリン パルハート〉のための最初のスケッチ》2008年。ペン/紙。
色紙を切って並べた柄の原画
色紙を切って、置いて、動かして。こうして柄になっていきます。

会場の売り場のこと

売り場は二つに分かれていました。ひとつは展覧会デザインのグッズ。ようかん、クレパス、扇子、うちわ、エコバッグ、ポスター、マスキングテープ。もうひとつはふだんのマリメッコの商品で、食器、エコバッグ、エプロン、ランチョンマットなど。エコバッグとポスターを買いました。

買ってきたマリメッコ展のエコバッグ
エコバッグ。展覧会のデザインです。
買ってきたマリメッコ展のポスター
ポスター。これは部屋に貼ります。

エコバッグにタグが付いていました。使われているのは、フェアトレード認証のコットンです。柄も色も気持ちよく見えて、そのうえで布の出どころまで書いてある。こういうところは、見ておきたいです。

エコバッグに付いていたフェアトレード認証コットンのタグ
FAIRTRADE COTTON。フェアトレード認証生産者から、基準に従って調達されたコットンだと書いてあります。

この2つは、会場と公式のオンラインショップでのお取り扱いです。当店では扱っていません。

柄をたくさん見たい方へ

会場で「あ、これだ」と思う柄に出会ったら、名前を覚えて帰ってきてください。柄ごとに並べたページがあります。 → マリメッコを柄で選ぶ

足が止まった柄

シイルトラプータルハのグリーン。会場に一枚、吊ってありました。青と緑と黒の、大きな花。うちの棚にも同じ色があります。

会場に吊られていたマリメッコ シイルトラプータルハ グリーンの生地
会場で足が止まった一枚。これと同じ色の生地です。
マリメッコ シイルトラプータルハ グリーンの生地。青と緑と黒の大きな花の柄
シイルトラプータルハ グリーン(Siirtolapuutarha)/生地巾145cm・綿
03  Patterns

展覧会で出会う柄のこと

マリメッコは1951年の創業以来、3,500種類以上のプリントデザインを生み出してきました。展覧会ではその歴史が一堂に並びます。

たとえばウニッコ。1964年、「花柄は作らない」という創業者の方針への抗議として、デザイナーのマイヤ・イソラが描いた8枚の花柄のうちの1枚です。禁じられていたはずの花が、今やマリメッコの顔になっている。

プケッティは翌1965年、アンニカ・リマラがデザインした柄です。小さなドットが花びらのように連なる。ウニッコとは全然違うのに、並べてみると同じブランドだとわかる。そういう懐の広さが、マリメッコらしさだと思っています。

展覧会で「あ、これだ」と思った柄があったら、ぜひ名前を覚えておいてください。

マリメッコ ウニッコの生地

ウニッコUnikko

1964年、「花柄は作らない」という方針への抗議として描かれた8枚のうちの1枚。いまはマリメッコの顔になっています。

マリメッコ プケッティの生地

プケッティPuketti

翌1965年、アンニカ・リマラの柄です。小さなドットが花束のように連なります。

マリメッコ シイルトラプータルハ グリーンの生地

シイルトラプータルハSiirtolapuutarha

京都の会場で足が止まった柄です。青と緑と黒の、大きな花。うちの棚にも同じ色があります。

04  About Us

展覧会の余韻を、手元に。

インテリアセンター山田は、徳島でマリメッコを正規に取り扱う生地の専門店です。展覧会で気に入った柄を、生地として手元に置くことができます。

10cmから購入できるので、まず触れてみるだけでも。カーテンやクッションに仕立てるか、額に入れて飾るか。生地を手にしてから、使い方が浮かんでくることも多いです。

「展覧会で見たあの色、実物だとどんな感じ?」― そんなご相談も、お気軽にどうぞ。

カーテンにしてみたい方は、オーダーカーテンについてもご覧ください。採寸のしかたも書いています。

05  Goods

グッズのこと

展覧会の公式グッズ ― 図録や会場限定のアイテムは、会場と公式のオンラインショップでのお取り扱いになります。当店では扱っていません。

ただ、会場で心をつかまれるのは、たいてい模様そのものだと思います。あの赤いウニッコ。ドットが連なるプケッティ。あれを持ち帰りたい、という気持ち。

その模様は、生地としてなら手に入ります。当店はマリメッコの正規取扱店で、展覧会に並ぶ柄の多くを、生地でお届けできます。10cm単位なので、まず少しだけ、というのもできます。

Marimekko 正規取扱店 10cm単位 / ハーフカット
06  Questions

よくあるご質問

マリメッコ展のグッズは通販で買えますか?

展覧会の公式グッズは会場・公式での販売となりますが、展覧会で人気のウニッコやプケッティといった模様は、当店で「生地」としてオンライン通販でお求めいただけます。

マリメッコの生地は少しだけ買えますか?

はい。10cm単位、またはハーフカットから購入できます。

ハンドメイドに使いたいのですが、どの柄がおすすめですか?

パッチワークや小物づくりには、小柄のミニウニッコやプケッティが扱いやすく人気です。

本物(正規品)ですか?

はい。当店はマリメッコ正規取扱店です。正規に仕入れた本物の生地のみをお届けしています。

実店舗で実物を見られますか?

徳島の実店舗で、実際の生地を手にとってご覧いただけます。

展覧会の余韻を、暮らしのなかへ。

ほかの読みもの

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